第二ごっこ

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××_×_×_×_×× 「っは…」 重い瞼をこじ開けて 夢からの浮遊感に息が 詰まる 見慣れない天井 使い慣れないベッド それに気が付いた時には 俺の顔を覗き込み にこやかに笑顔を浮かべている彼 「…入山…」 彼はそうか細く呟く俺の額に 自分の額をつけると 小さくうなづいて カーテンをひきあけて歩いていく そこでやっとここが 保健室だと認識した
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