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「っ、…!」
起き上がろうと
手をつくが
左手が痛くて
起き上がれない
それに仕方なく
起き上がるのは止めて
力無く
固いベッドに身体を委ねることにする
すると
先程の彼が
誰かの手を引っ張りながら
にこやかに笑い
走ってくるのが見えて
盛大に溜め息をついた
「大丈夫なのか?」
「えっ、あ、うん。大丈夫だよ勇樹」
遠目から見て
彼がくるのは分かっていたが
やっぱり少し
慌てる
だって好きなんだもんッ!!!!←
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