青空ランナー

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3月14日、島を一望できる高台に俺はいた。 2日前に俺は卒寮したばかりだ。 今、俺は今までのことを思い出していた。 タケル「みんなのこと俺は、忘れない・・・」 俺の足はいつの間にか学校の方に向かい気付くと俺は校庭にぽつんと立っていた。 タケル「宮穂とのマラソン対決の日もこんな空だったな・・」 1年前、4月 この島に大手企業が進出してきて7年がたった。 しかし1年前に突然企業は、2年後に本島への引き上げを発表した。 そしてあと1年を切った。 そのため働くため引っ越してきた人たちは、次々といなくなってしまった。 そんなある日のことである俺が彼女に出会ったのは・・・ タケル「は~、けんと達も本島に帰って行ったしこの寮もとうとう5人になったなぁ・・・」 俺がやる気無く言うと隣に座っていた佳奈が言った。 佳奈「仕方ないよ、お父さんの仕事の関係だって言ってたし」 俺達が話していると部屋の扉が開き仁先輩が入って来た。 仁「そんなことより、とうとう校長が動き出したぞ」 その言葉を聞き俺は立ち上がった タケル「先輩本当ですか!?」 驚いた理由は俺達が住む櫻寮に関係がある。 この寮は今は5人しかいない、寮は5人以上いないと排寮になる。 そこに目を付けた校長は、この寮を取り壊してなにかやろうとたくらんでいる。 噂では観光客を集めるための事業に使うとか・・・
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