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生徒会室に入ると仁先輩と由利先輩が俺を待っていた。
仁「おう来たかどうだった新寮生は?」
一瞬俺は耳を疑った。
タケル「は?!あいつが?」
由利「そうよ」
タケル「あいつが新しい寮生かよ!?」
仁「なんだ気に入らなかったか?まあ俺も見たけどあの調子じゃあ今日の歓迎会はきっと荒れるぞ」
由利「よしてよ、本当にそうならなければいいけど・・・」
それから数時間後仁先輩の言葉は当たった。
俺達は学校から帰って来てからみんなで宮穂の歓迎会の準備をして寮の庭にある桜の木の下で夜桜を楽しみながら宮穂を待った。
海美「宮穂さん遅すぎないですか?」
由利「もう少しだけ待ちましょう」
すると30分ほど過ぎ宮穂が出て来た。
佳奈「宮穂さんこっち」
宮穂は、俺達を無視して町の方に向かった。
俺は、頭に血が上り宮穂を追いかけて手を掴んだ。
タケル「いい加減にしろ!みんなお前を歓迎してくれているんたぞ!」
宮穂「アタシは頼んでない!」
そう言って俺の手を振り払い寮の前の坂を降りて行った。
降りて行く宮穂に俺は、叫んだ。
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