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霊力講義の翌日、日曜日
幸いにも寝ることが出来た(正確には意識を閉じた状態だそうだ)ボクは悠弥と共に商店街を歩いていた
歩いている間に何か見つかるかもしれないと思ったからだ
「お前、何か思い出のある場所とか無いのか?
もしあるならこんなヒトゴミの内歩いてねぇでそういう所に優先的に行くんだが。」
「んー、普通に金欠だったから本屋とかコンビニくらいしかよく行く所なんて無かったなぁ…。」
「…オレに言う資格は無いが、おまえ、つまんないヤツだな。」
反論したかったが、残念ながら自分でもそう思っていたのでできなかった
そうやってしばらく歩いた頃、
「おい、便所行ってくるから此処から動くなよ。」
と言われ、悠弥はコンビニに入って行った
一瞬逃げようかとも考えたが、実際ボクの為に動いてくれているので、素直にその場に居ると…
「そこのあなた! ちょっと来なさい!」
という女の子の声が聞こえた
あれだけ大声を出させるような相手はどんなヤツ何だろうと思って視線を彷徨わせていると…
えらい近距離で、おそらくさっき叫んだであろう女の子と目が合った
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