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彼の言っていることは、にわかには信じられなかった
自分がもう…死んでいるだなんて…言われて、はいそうですかなんて頷けるモノじゃない
「それは本当なの? だってボクはキミとこうやって話してるじゃないか」
「じゃあ俺に触ってみろよ」
そう言われたので恐る恐る手を伸ばしていくと…
「そんな…触れない…」
延ばした手は彼の身体をすり抜け貫通していた
もう、疑うことはできなかった
「ようやく認めたか。ここは道の真ん中だ。話すにはちょっと都合が悪い。あの公園に行くぞ」
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