第1章-始マル

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ー3年後ー ー東京某所ー 不良A「何だ!? テメェ!! いきなり、ケンカふっかけて粋がってんじゃねえよ!?」 不良B「カワイイ顔がボロボロの傷だらけなっちゃうぜ!!」 ??「……………」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 不良A「スイマセン。 生意気言ってゴメンナサイ。」 不良B「粋がってスイマセン。」 ??「んな在り来たりな台詞はどうでもいい。 それより、アソコの子にサッカーボールを返す。 それと謝罪。」 不良A「え?」 ??「やるかやらないかどっちだ?」 バキッ!! 不良A「スイマセンでしたー!! サッカーボール返しまーす!!」 不良B「大変申し訳ありませんでしたー!!」 ??「んじゃ、解散。」 不良A&B「イエッサーー!!!!」 ダッ!!!! 不良達は物凄いスピードで走っていった。 ??「ホラ、良かったな。」 子供「ありがとう。 お姉ちゃん。」 ??「どうってことねえよ。 それとお姉ちゃんじゃなくてお兄ちゃんだ。」 子供「え? そうなの?」 ??「まあ、言われ慣れてるけど。 じゃあな~。 もうちょっと強くなれよ~。」 子供「ありがとう!! 女の子っぽいお兄ちゃーん!!」 ??「素直にお兄ちゃんって呼べ。」 ??(あのガキが不良になったら思いっ切りぶっ飛ばしてやる!!) どうも。 オレの名前は勇実です。 地元の宝鈴学園初等部四年生です。 良く女に間違われますが男です。 家族構成は父、母、妹、弟。 あと、お兄さんみたいな人と伯母さんみたいな人と弟みたいな奴がいます。 あっ、ここが俺の家です。 大分デカい家ですが、お父さんが大分格安の値段で買い取ったそうです。 値切った方法は知りません。 勇実「あれ? 手紙入ってる?」 カサッ 勇実「あ、お母さん宛てにだ。 え~っと、名前は……………すぎ…ろ…あめうみ?………………変わった名前だな。」 ついでに国語はあんまり得意分野じゃありません。 勇実「ただいまー。」 ??「あぁ、お兄ちゃんおかえりー。 頼んだケーキ買ってきてくれたー?」 勇実「あぁ、買ってきたぞ。」 コイツはオレの妹の純華(アヤカ)。 宝鈴学園初等部二年生である。  
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