第1章-始マル

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純華「ありがとう。 じゃあ、早速食べようかな~」 パカッ 純華「……………ねぇ、何でグチャグチャなの?」 勇実「ん? あぁ、さっき不良をぶん殴った時にグチャグチャになったんだろうな?」 純華「………………」 純華『呪怨砲 念“ネクロシス”』 オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!! 勇実「ノワッ!?」 勇実は純華が放った禍々しい弾を躱した。 勇実「何すんだよ!? いきなり!! しかも地味に効くやつ撃ちやがって!!」 純華「うっさいわね!! だったら、ケーキを原型に留めて持って帰って来てよ!! 楽しみにしてたんだから!! 行列のできるケーキ屋さんのチョコレートケーキ!!」 勇実「だったら、自分で並べば良いだろ!? 十時半開店なのに朝の五時から並ばせやがって!!」 純華「しょうがないじゃない!! 私用とブッキングしちゃったんだから!!」 ??「ちょっと!! さっきから五月蠅いわよ!!」 純華「ちょっと聞いてよ!! お母さん!! お兄ちゃんったら!!」 子供「美鈴先生!! 三枚書けましたー!!」 美鈴「だったら、机の上に置いといてね!! そしたら帰って良いわよ!!」 子供「ハーイ!!」 この人は俺の母さん。 名前は美鈴。 家の庵で書道教室を開いてます。 美鈴「で、何て?」 純華「だから!!」 勇実「あぁ、そういや母さん宛てに手紙が来てたよ。」 純華「ちょっと!?」 勇実「何か差出人はあめうみって人から。」 美鈴「あめうみ? 誰かしらってあぁ、エアメールか。 って事は……勇実。 コレはアマミって読むのよ。」 勇実「へえ、そうなんだ。 あれ? 確かアマミってお母さんの幼なじみだったっけ?」 美鈴「そうよ。 早婚・早産して旦那と一緒にバイオレット(アメリカ)に行ったのよ。」 勇実「へぇ、とんでもない旦那だ。」 美鈴「えぇ。 ろくでなしよ。」 ??「ヘックション!!」 雨海「どうしたの? 風邪?」 ??「お腹悪いの?」 ??「それとも頭が悪いの?」 ??「オイ。」 勇実「それで手紙には何て書いてあるの?」  
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