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霊『紫ったら、何をそんなに焦っていたのかしら。でも能力が制限されるって…』
---ザッ…
誰が来る。霊夢は思った。でもこんな時間に誰が来たのかしら?
---ザッ…ザッ…
あれは……人間?あの服装は……こーりんの持っていた、確か一般人を守る人が着る服ってやつじゃ……
---ザッザッ…ザッ
霊『なっ!!?』
その人間の顔は、最早人間ではなかった。目からは血が流れ、身体じゅうボロボロで、青白かった。
霊『とにかく逃げなきゃ!部屋にいたら危ないわ。』
そして霊夢が飛ぼうとした瞬間、
霊『きゃっ!』
縁側から飛び立とうとした霊夢は、地面に転んでいた。
霊(何これ……あたし、飛べなくなったの……?)
霊夢は気付いた。これが紫が忠告しようとしていたことだと。
そして不運にも、転んだ時の声が近づいてきた奴に聞こえていた。
?『ふ……ふふ、了解、シャサツしまー……す。』
そいつは近づいてきた。スピードは早くないが、厄介なことにそいつはピストルを持っていた。
やられる、霊夢がそう思った次の瞬間
----パンッ
霊『え?』
急に近づいてきた奴は倒れ、後ろにもう一人誰か居たのに気付いた。
?『急いで、まだそいつを倒していない!こっちへ!』
霊夢はゆっくり起き上がりながら、そいつについていった。後ろの方から銃声が聞こえたが、奴が目を覚ましたのだろう。
霊『助けてくれてありがと。あたしの名前は『博麗霊夢』。霊夢って呼んでちょうだい。あなたは?』
一樹『僕は一樹守。詳しいことは安全な場所に行ってから話すよ』
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