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魔『何だったんだ、さっきのサイレンは』
ア『それにこの霧……レミリアの霧じゃないわね、妖力を感じないわ』
魔理沙は神社の宴会の後、アリスと家路に付いていた。借りていた本を返せとせがまれたからだ。
魔『全く、しかも私の力が弱くなっているじゃないか。飛べない魔女はただの魔女だぜ。』
ア『何故かしら?急に力がなくなる……異変だとしたら、これまでになく危険な異変ね。』
---ザッザッザッ……
魔『!誰か来るぜ、気を付けな。』
魔理沙は普段こそ泥染みたことをしていたせいか、何者かが近づいてくるのにいち早く気付いた。
魔『あれは……私の家に誰か居るのか?』
魔理沙の家まで数m程の位置に、何か蠢いていた。
ア『私の人形で確認しようか?』
魔『出来るのか?』
ア『私は人形使いよ。人形を操るのに魔力は必要ないわ。その代わり、魔法は使えないけど』
そう言い、アリスは上海人形を引き寄せた。
ア『上海、あいつを確認して。』
上『シャンハーイ』
アリスは上海人形を介して確認を始めた。
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