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「私はこの世界に行って何をすればいいの?」
《この世界での惨劇を止めればいいのじゃ。だがこの世界ではお主は古手梨花ではなく古手月花として生きてもらう》
「わかったわ……私の姿はこのままでいいの?向こうの古手梨花にばれるんじゃないの?」
《お主には古手梨花の生き別れた姉という設定にしておくから大丈夫じゃろ》
「わかったわ。私は古手月花としてこの世界の惨劇を止めればいいのね」
私がそう言うと老人はふっと笑みを浮かべて言った。
《そうじゃ、ではそろそろ行ってもらおう》
老人がそういうと同時にとても強い光が私を覆った。
私は羽入に逢えるのならなんだってする。
私はこの世界での惨劇……圭一の過ちを絶対に止めてみせる!
~ひぐらしのなく頃に希~
序章 end
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