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「は?
安?
安もこの部屋入ったん?」
すばるの目つきが急に変わった。
この話は…まずかったかな…
「いや…
嘘です。」
ビビりながら、そう答えるあたしに
「嘘ちゃうやろ」
と真顔で不機嫌そうに言うすばる
空気が重い…
「いや…だから…
なんか、あの恋愛してた時、心配して、きてくれて…
その…」
「…いい。」
「え?」
小声で何か言うすばるにテンパって聞き返すあたし。
「他の男の話は嫌やねん…。
安の話でも嫌や。
せんといて…。」
甘えた声でそう言い子供のようにそっぽを向くすばるが、なんだか可愛くて、あたしはニヤついてしまった。
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