第一話

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「美歌を大切にしてよ?今はまだ美歌にちゃんとした気持ちがないとしても、付き合ってるんだからね?」   一目惚れ同士で付き合ったやつに言われたくない……。 と言いたいが、菜摘の言うことは当たっている。   「当たり前だろ。白鳥真優をナメんな?」   「男だもんね。真優ちゃん」   男だとわかってるなら、ちゃん付けしないでくれ。   「菜摘。そういえば、輝彦は?」   「あ~……。ちょっと……。わかるでしょ?真優ちゃんは」   「あぁ………。またか」   「え?白鳥くん?菜摘ちゃん?なに?どういうこと?」   菜摘が一人で来た時から気になっていたが…、 ハイテンションな菜摘 + 輝彦が休み = ヤりすぎた   つまり、エッチをし過ぎて、腰が動かないわけです   そのことに、美歌はまったく気がつかない。   「あのさ、白鳥くん……。どういうこと?」   「あ~、菜摘に聞いて」   「私に振らないでよ」   「お前のことだろ?」   「……わ、わかったわよ!!美歌、耳貸して」   「うん!なになに!?」   その5秒後 美歌が大声で叫び、しばらく菜摘を冷たい目で見ていたのは、言うまでもない。 いや、"菜摘ちゃんと親友やめようかな"とまで言ってたか。  
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