第一話

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「ん~………。」   菜摘は少し考えると、再び口を開いた。   「美歌は私の大大大大親友だよ。でも、真優ちゃんは彼氏なの。許可は必要でしょ?あと、真優ちゃんが"美歌の彼氏"ってことを再認識してほしくて」   「お前……、なんだかんだ考えてくれてるんだな」   「真優ちゃんのためじゃない。美歌の幸せのため。今度の休日はちゃんとデートに誘いなさいよ?じゃないと美歌奪っちゃうよ?」   奪っちゃうよって、お前は女だろ。 とは言わない。   「わかったよ」   「あっ、やば!!先生来てる!!!!」   菜摘は慌ただしく教室に戻っていった。   「買い物か~。久しぶりに菜摘ちゃんと行くな~♪」   「楽しんでこいな」   「菜摘ちゃんとは、いつでも楽しい」   やっぱ二人は親友だな。   俺の親友は、えろくて尻にしかれてるアホですよ?   「はい、ホームルーム始めるぞ~!!」   そこに担任が来た。  
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