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「……か……みか………。美歌ってば!」
「あっ、なに!?」
「どうしたの?ボーッとして」
「ううん。菜摘ちゃんとの出会いを思い出してただけ」
「ねっ、美歌。そのまま立っといてよ?」
「うん……?」
なにするんだろう……?
「ねっ、一緒に遊ぼ?」
「…………?」
「ほら、美歌…!」
………。あっ、そういうこと。
「え……?いいの……?」
「みんなで遊んだら楽しいよ?だから遊ぼ?」
「………。うんっ!!!」
菜摘ちゃんは、小さい頃から優しかったよね。
だからあのとき、私に声をかけてくれたんだよね。
あのとき、私がこの公園にいなかったら、菜摘ちゃんがこの公園にいなかったら、出会えなかったのかな?
ううん。絶対会ってる。
菜摘ちゃんは大親友だもん。
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