人間なんて……

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愛の形は様々だ。 男として男が好きなヤツもいて。 女として女が好きなヤツもいる。 己の性が受け入れられないヤツもいる。 どんな形でも愛し合っていりゃ ソレはソレで良いんじゃねぇの? 何が正しいのか……なんて ――誰も決められない。 どんな形であれ 一人の人間として向き合えば ――みんなマトモだ。 罪を冒したヤツを 近所のオバさん達が口を揃えて言う。 「良い人だったのに……」 ……ソリャソウダロ。 肌の色も様々だ。 肌が白いと偉いのか? 肌が黒いとスゲェのか? 肌が黄色きゃ猿なのか? 猿なら猿らしく「ウキィーッ!!」って言ってりゃ良いんじゃねぇの? 誰と何が正しいのか……なんて ――俺には決められない。 どんな出会いであれ 一人の人間として向き合えば ――みんな同じだ。 今の俺を見て母親が泣きながら言った。 「いつまでそんな事やってんの!?」 ゴメン……馬鹿ダカラ。 あぁ 心の中が汚染していく。 あぁ 無感情に種を滅ぼしていく。 あぁーッもう!! ……死ねばいいのさ……
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