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……今僕は仮面一座の馬車の中にいる。
ここにいる理由はただ一つ。
メイスとのごたごたのせいだ。
まぁ僕が悪いんだろうけど……
こんなに囲まれちゃ謝るにも言い出せない……。
「さて、メイス何があったんだ?」
ギルガがメイスに聞いた。
「コイツがオレに石をぶつけやがったんだ!」
「違う!あれは不可抗力だ!」
「嘘ついてんじゃねぇ!」
「嘘じゃないっ!」
メイスと僕は怒鳴りあう。
その間をギルガが割ってはいった。
「はいはいはいはい。メイスは石をぶつけられたからキレたと……で、坊主は?」
「石を蹴ったんだ。それが偶然アイツに当たっただけで……」
僕はメイスを睨む。
「コイツは狙ったんだ!」
「狙ってないっ!」
「わかったから怒鳴るな」
ギルガが止める。
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