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朝になり、街ではもう復興作業が行われていた。
仮面一座の人達は個々の力を使い、街の人に協力している。
簡単な造りの家はもうすでに建ち、街の人々は暮らせるまでになっている。
仮面一座の協力もあってだろうけど、それにしても早い。
僕は一人で感心してしまっていた。
戦いで亡くなった者は、街の近くの森の中に墓を立て、そこに埋められた。
死んだ黒騎士達は鎧をはがされ、その体は墓の隣にまとめて埋められた。
生きていた者は縛り、牢に捕らえられている。
僕も街の人々の手伝いをしていた。
少しでも早くもとの街に戻って欲しいからだ。
きっと僕の願いは叶うと思う。
建物はまだみすぼらしいけど、街の人々は活気溢れているから。
またここに来るときにはもとの明るい街になっているだろう。
そんなことを思いながら僕は街の人々の手伝いを続けた。
「フェイア、こっちへおいで」
ファーが路地から僕に向かって手招きをする。
僕は手伝いをしていた男の人に謝ると、ファーのそばへ行った。
「何?」
僕は聞いた。
ファーの後ろにはギルガとミイスとメイス、そしてベルフォートが立っていた。
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