第15章―旅路―

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「つかぬ事をお聞きしますが……お二人は知り合いですか……?」 「ん? フェイアは私の弟子だけど」 少年は僕を見てからファーの方をみる。 「彼が……あなた様の……弟子……なんて羨ましいっ!」 ……は? 「ファリスト様の弟子だなんて……なんて羨ましいんだ!」 「君……ファーのことを知ってるの?」 僕は聞いた。 「勿論です! 私の憧れですからっ!」 「そのローブ……てことは君は……魔術師か」 ファーは納得したように言った。 少年の顔はパァッと輝いている。 「えっと……状況がよく分からないんだけど?」 僕はファーに聞いた。 ファーはクスクスと笑っている。 「あぁ。フェイアは分からないよね。彼はね、魔術師の学校の生徒だよ」 魔術師の学校の生徒。 だからファーを知ってるのか。 ………って……えぇ!?
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