第17章―魔術学校―

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「でも魔術師になるための学校なんだろ?」 「一応はね」 ファーは微笑む。 「だけど魔術師になるのは強制ではないし。魔術師になるための勉強をするのは確かだけど」 ファーは起き上がり、僕の頭に手をのせる。 「フェイアなら立派な魔術師にもなれるだろうけどなぁ」 「絶対にならないから!」 僕はファーを見る。 ファーはにっこりすると立ち上がった。 「わかってる。とりあえず、学ぶくらいは損なんてしないでしょ? とりあえず食事をしようか。そろそろお腹空いただろう?」 ファーはベルフォートに向かって言った。 ベルフォートはうなづく。 「じゃあ準備をして。早くいこう」 僕とベルフォートは言われるがままローブを羽織り、ファーと共に宿をあとにした。
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