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朝は忙しかった。
僕が目を覚ますと、ファーはシャワーを浴びていた。
ベルはどこかに行っているのか、部屋にはもうその姿は無かった。
ファーは出てきてすぐに僕を見つけると、僕がすべきことを指示する。。
「まずはシャワーを浴びなさい。それからそこにある服に着替えて。その後は朝食を食べて、すぐに出掛けるよ」
僕はファーの言われたとおりに、できるだけテキパキと行動した。
シャワーを浴び、ベッドに置いてある服に着替える。
この服は黒く少し硬めの生地で出来てる。
制服かなにかなのかな?
キッチリとしていて、着慣れてないため少し違和感があった。
僕が着替えるとファーはパンを投げてきた。
僕はそれを受け取る。
どうやらこれが朝食らしい。
質素な朝食だなと思いつつ、僕はもらったパンを食べながら、ファーを待つ。
ファーもいつもの動きやすい服とは違い、ちゃんとした服に着替えていた。
白く綺麗なシャツに紺色のベスト。
下もベストと同じ色のズボン。
そのうえにいつもの黒いローブを羽織る。
僕がパンを食べ終えたのを見ると、僕に出るよと合図をした。
僕はローブを着て、ファーの後ろをついていく。
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