第17章―魔術学校―

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朝は忙しかった。 僕が目を覚ますと、ファーはシャワーを浴びていた。 ベルはどこかに行っているのか、部屋にはもうその姿は無かった。 ファーは出てきてすぐに僕を見つけると、僕がすべきことを指示する。。 「まずはシャワーを浴びなさい。それからそこにある服に着替えて。その後は朝食を食べて、すぐに出掛けるよ」 僕はファーの言われたとおりに、できるだけテキパキと行動した。 シャワーを浴び、ベッドに置いてある服に着替える。 この服は黒く少し硬めの生地で出来てる。 制服かなにかなのかな? キッチリとしていて、着慣れてないため少し違和感があった。 僕が着替えるとファーはパンを投げてきた。 僕はそれを受け取る。 どうやらこれが朝食らしい。 質素な朝食だなと思いつつ、僕はもらったパンを食べながら、ファーを待つ。 ファーもいつもの動きやすい服とは違い、ちゃんとした服に着替えていた。 白く綺麗なシャツに紺色のベスト。 下もベストと同じ色のズボン。 そのうえにいつもの黒いローブを羽織る。 僕がパンを食べ終えたのを見ると、僕に出るよと合図をした。 僕はローブを着て、ファーの後ろをついていく。
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