第17章―魔術学校―

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ロドル先生は部屋を出ると真っ直ぐ歩き始める。 僕は周りを見回しながらついていく。 途中でロドル先生は立ち止まった。 僕も立ち止まり、ロドル先生を見る。 「ここはとても広い。だからあまりボーっとしているなよ。すぐ迷ってしまうからな」 「はい」 僕は背筋を伸ばし返事をする。 「今から寮に案内する。 寮には同居人がいるから争いごとが無いようにすること。魔法もむやみやたらに使わない。守れるな?」 「はい」 「宜しい。ではついてきなさい」 またロドル先生は歩き出す。 僕はどの道を進んだのか確認しながら歩いていく。 すると目の前に階段が現れた。 3階ほど階段をあがるとそこは道が二つに分かれている。 右側には奥に一つ扉があるだけ。 左側にはまた階段があった。 「右側が女子寮になっている。男子はそこの扉より先には立ち入れないようになっている。君は男子寮に入ってもらうからそこの階段をあがるんだ」 ロドル先生は階段を指差す。 「分かりました」 僕は返事をすると階段を上がった。
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