第21章―召喚魔法―

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「じゃ、僕次は別の教室だから移動するよ。またあとでね」 「はい、わかりました」 僕は荷物をまとめて教室を出ようとした。 けれど、扉に着く前に他の人に捕まってしまった。 「君が新しく入ってきた人なんだね!」 「あのモンスターに何したの?」 「ファリスト様の弟子って本当?」 「どこから来たの?」 「どんな魔法が使えるの?」 「さっきドリューに喧嘩売ってたよね?」 「度胸あるんだね!」 僕が答える前に次から次へと質問を浴びせられる。 もうどんなことを聞かれたのかまったくわからない。 「あの、僕移動するんで……失礼します!」 ぼくはあたふたしながら必死で扉を開け、廊下を走って次の教室に向かった。
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