第21章―召喚魔法―

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授業が全て終わった後、なぜかジュリアンも一緒に夕食を食べ、僕とウェインはジュリアンと別れて部屋へ戻った。 部屋へ戻ると僕はベッドに突っ伏す。 ウェインは椅子に腰掛けた。 「初日からいろいろあったなぁ……」 僕は溜め息混じりに呟く。 「確かに今日はいろいろありましたね。あんなに起こるのは珍しいですよ」 「そうなのか」 僕はウェインの方に顔を向ける。 「だって普段は魔力を暴走させる人もいませんし、あんな魔物を召喚させることもありませんから。今回は特別です」 ウェインは荷物を整理しながら言う。 「だから明日はもっと楽だと思いますよ」 「なら安心だな」 「そうだ、フェイアはどうしてあの時飛び出したんですか?」 ウェインは急に思い出したように言った。 「あの時?」 「ほら、魔物が暴れていた時ですよ」 僕は少し考える。 「よく分からないけど体が勝手に動いたんだ。何かやらなきゃって思ってさ」 「そう思っても普通はなかなか動けませんよ。あと驚いたのが炎の槍です。 あれはどうやったんですか? ファリスト様に習ったんですか?」 ウェインは目を輝かせながら聞いてくる。 僕は自分が思ったまま、感じたままをウェインに話した。
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