第21章―召喚魔法―

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基礎の魔法の授業はなんなく終えることが出来た。 先生が小人と人間のハーフらしいので、とても小さかった。 その先生は優しい先生で、とても綺麗な声をしていた。 時々独り言を言っていたのが印象に残っている。 ウェインが言うには最近独り言を言うようになったんだそうだ。 研究室からはよく分からない言葉を発しているのを、何人かの生徒が聞いているらしい。 魔法の応用の授業は、ものに魔力を注ぎ込み、精霊の力を宿すという授業だった。 これは僕が魔物と戦った時に使った炎の剣と同じだ。 僕は知らぬ間に魔力を剣に流し込んでいたようだ。 これは難しいらしく、ほとんどの生徒は出来ていなかった。 僕が出来たことに担当のシリア先生は驚いていた。 ジュリアンは僕と似たようなカリキュラムだったので、また同じ教室だった。 彼女は苦戦していたが、一応成功した。 ドリューも同じクラスで、彼は出来なかったので、僕を悔しそうな顔をして見ていたのは、ちょっと優越感があった。
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