第21章―召喚魔法―

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基礎知識はファーから教わったことが説明されたので、少しつまらなかった。 だけど基礎知識は強大な魔法を使うときにとても大切になってくるとファーが言っていたので、一応メモくらいはしておいた。 これは何度も説明されたことがあるらしいので、ジュリアンも暇そうにしていた。 ライナ先生の説明も堅苦しかったのもあるせいか、半分くらいの生徒は机に突っ伏して寝ていた。 そんな生徒にジュリアンは水の玉を投げつけていたので、先生に怒られていた。 そうしたら僕にもとばっちりがきて、後でジュリアンを毒づいた。 もちろん本気じゃなく、冗談半分でだが。 ウェインとこんな他愛もない話をしていたら、いつの間にか真夜中になっていた。 僕とウェインは急いで着替えてベッドに潜り込む。 「明日も楽しい一日だといいね」 ウェインが僕の方を向いて言う。 「そうだね。おやすみ、ウェイン」 「フェイアおやすみなさい」 僕は部屋の明かりを消す。 部屋の中には月明かりだけが差し込んでいる。 僕は横になり、目を閉じた。
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