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次の日、僕とウェインは早く起きて食堂へと向かう。
食堂ではジュリアンが角の席に座って僕達を待っていた。
僕とウェインも椅子に座った。
「今日はどうするの?」
「そうだな……とりあえずユーノをあとで呼び出してみよう。昨日何をしていたかっていうのと、これからルシード先生が少しでも不信な動きをしたら知らせてもらうんだ」
僕がパンにかぶりつきながら言った。
二人は納得し、うなづく。
「ユニコーンの血は持ってるね? 魔力玉もいざとなったら役に立つかもしれないから持っておこう」
「でも……僕達だけで何とか出来るのかな……」
ウェインは心配そうに言った。
「だって相手は先生だよ?」
「とりあえず時間稼ぎだよ。僕達じゃ完全に捕まえるなんて無理だろう。先生に勝てるなんて思っていないさ。
だから他の先生が気がついて、駆けつけてくるまで頑張るんだ。できるなら、戦ったりせずに、証拠が手に入ればいいんだけどね」
「でも……」
「大丈夫よ。一人じゃないんだから!」
ジュリアンがウェインを励ます。
ウェインは僕とジュリアンを見ると、自分の頬を叩いた。
「そうだよね。三人なら大丈夫だよね。なんとかなるよね」
「そうだよ! 頑張ろうな、ウェイン、ジュリアン!」
「うん!」
「えぇ!」
僕達はニッコリと笑い、手を合わせた。
そしていつものように、のんびりとご飯を食べる。
きっとのんびりしていられるのは少ししかないから。
どんどん食堂に人が集まってくる。
静かだったここも賑やかになってきた。
僕達も楽しい話題で花を咲かせる。
すると扉がいきなり開いてシリア先生が飛び込んできた。
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