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「そうか……わかった」
僕は立ち上がった。
「今すぐ地下へ行こう!」
「どうして!?」
ジュリアンとウェインも立ち上がる。
「いいから早く! また、悪魔が召喚されるかもしれない!!」
僕は駆け出した。
ジュリアンとウェインも僕の後ろについてくる。
食堂から出ると、途中で人混みから逸れて先生達をやり過ごす。
廊下では沢山の獣の声と子供達の声が響いていた。
壁にはひっかいた跡やぶつかって出来たようなくぼみ、木々が床から伸びていたり、かまいたちが生徒達のローブをきりさいたりしていた。
先生達が必死に生徒達を守ろうとしている。
だが、見る限りはルシード先生の姿は無かった。
僕達は先生が過ぎ去ると、地下へと向かって走り出す。
僕達の姿をみた魔獣が攻撃を仕掛けてくるが、それを間一髪で避ける。
ウェインは魔力玉を使い、なんとか風で壁を作っている。
ジュリアンは水の玉を作り出し、魔獣の顔に被せ、気絶させていく。
僕達はやっとの思いで階段にたどり着いた。
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