第26章―暴走―

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「うん。僕は魔法よりも剣のほうが戦いやすいから。寮には先生がいるかもしれないけど……頼めるかな。急いで持ってきて欲しいんだ」 ウェインは少し考えてから口を開いた。 「任せて! すぐに持ってくる!」 そう言うと、ウェインは寮に向かって走り出した。 「私達はどうするの?」 「ウェインを待っていると、手遅れになるかもしれないから、先に行こう。騒ぎを地下で起こすことが出来れば、きっと先生達が駆けつけてくるはずだし」 残った僕たちは階段へと足を踏み入れる。 「よし、行こう」 僕とジュリアンは地下に向かって勢いよくかけ降りていった。
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