第30章―闇の力炎の力―

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剣と剣がぶつかり合い、金属音が鳴り響く。 ベルゼブルの力が増していく。 僕も負けじとベルゼブルの剣を押し返す。 ベルゼブルが急に剣を引いた。 そして僕の頭に向かって振り下ろす。 僕は剣で防御した。 そしてすぐさまベルゼブルの剣を払い、攻撃に転じる。 ベルゼブルは剣で僕の剣を止める。 僕の剣に纏った炎がベルゼブルの剣に絡みつく。 そしてベルゼブルに向かってフェノロサが炎を吐いた。 ベルゼブルは炎に気付き、剣を手放し舞い上がる。 ベルゼブルの服が炎で焼けた。 僕はベルゼブルの剣を手にする。 「これでおまえの剣は無くなったな」 『まだ我の剣はある!』 ベルゼブルはまた空間を切り裂いた。 今度は複雑な形をした剣を二つ取り出す。 『これからが本当の戦いなのだ!』 ベルゼブルは僕に勢いよく突っ込んできた。 右の剣で僕に切りかかる。 僕は必死で防御した。 だが左の剣が僕の腹に向かってくる。 僕は後ろに避けようとしたが、ベルゼブルの剣が僕の剣に絡んでいる。 僕は剣を離し、後ろに下がった。
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