第31章―何気ない日常―

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「ユーノは誰から束縛されていたの?」 「あぁ、それはルシード先生だよ」 「犯人じゃないのに、どうして?」 「キリア先生がつけさせたと思っていたらしいよ」 僕は頬杖をつく。 「僕があの部屋で見たキラキラしてたものは、束縛の魔法をかけて、尋問していたところだったみたいなんだよね。ユーノの姿が見えてなかったから、わからなかったんだ」 見えていたら助けられたのになぁ。 ユーノがあんなボロボロになることもなかったのに。 「ユーノは元気になったのかしら?」 「多分ね。あれから召喚してないからわからないけど」 「元気になってたらいいね」 「そうだね」 僕はウェインに同意する。 なにか僕に出来ることがあればしてあげるんだけど、今は召喚魔法は禁止されてるから様子は見れないし。 あんだけ働いてくれたんだ、今はゆっくり休んでもらおう。
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