序章

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序章

精霊が宿る大陸。 人間は精霊の力を借り、生きていた。 魔物は森の奥深くで眠り、暮らしていた。 ある時、人間は自分達の欲で魔物の領土を荒らした。 それが発端となり大きな戦争が起こった。 人と魔物が争い、 人と人が争い、 それはそれは混乱した世界となった。 人々はそれを乱世大戦と呼んだ。 そんな中、大陸を創ったと言われる精霊。 神に近い精霊は人を見放し、精霊達から言葉を奪った。 神に近い精霊は魔物を疑い、力を奥底に秘めた。 そして大陸のどこかに姿を消した。 人々はそれを嘆き、戦争をやめた。 時はその戦争から十七年後の世界……。 ある少年達の話である……。
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