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「これで出してないのは、京介だけっ…と」
私はうなだれる京介にわざとそう言い放つ。
「りなの馬鹿ー!」
京介は私の悪口を大声で叫びながら教室を出て行った。
「京介のやつ」
私は教室の出口を見ながらぷぅっと口を膨らます。
「京介より、愛しの魁皇先生の所早く行かなくて良いのー?」
瑠美が言った言葉に我にかえった私。
「じゃあまた明日ね!瑠美瞳子」
2人に別れを言い、私はノートを持って数学室を目指して走り出した。
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