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七夫「それでは、僕らここで降りるので。」
「あら、奇遇ね。私もなのよ。」
こんな偶然って、あるものなんだ。
七夫「それでは、こんどこそ。」
「ええ。野球、頑張ってちょうだい。僕も元気でね。」
輝愛「バイバイ!おばーたん!」
俺は一礼して、輝愛の手をとった。
これからまた、長い道を歩く。
七夫「輝愛。さっきよく、あのおばあちゃんと話せたね。」
輝愛「うん!」
知らない人と話したのに、機嫌も良い。
本当に珍しいな。
そんな事を思っていると、俺の友達がいる場所についた。
七夫「ちょっとパパ水くむから、輝愛花もって。」
輝愛「はーいっ!」
……やっぱり花、大きかったかな?
なんか輝愛か花かって感じだな(笑)
七夫「よし。輝愛、花パパに渡して。」
輝愛「んーん。おりぇが持つ!」
逞しくなったもんだ。
そして俺は、ある墓の前にしゃがんだ。
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