桜の季節

5/16
13人が本棚に入れています
本棚に追加
/100ページ
次の日、委員会の発表があった。 俺は自分の名前を探した。 『放送委員…体育委員…整備委員…』 どこにも名前がない。…いや、あった。最初の方に書いてあって分からなかったんだ。 『え~と……副委員長…はぁ~??』 俺は彼女に問いただした。 『なんで俺が副委員長なの?余った所って…』 『だって余ってたんだもん☆頼りにしてるから!副隊長♪』 『副隊長って…』 悪戯っ子みたいな笑顔に俺は何も言い返せなかった。 でも今はこの偶然に感謝してる。神様もたまにはイイ事してくれるよな。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!