第1章

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「まさかしょうがないわね。行って来るわ」 綾芽はその場から去った。すると望が下駄箱の所に来た 「どうしたの?」 京香は突然望が後ろにいたのでかなり驚いた 「なっ永惟君びっくりした」 「ごっごめん」 「そうだ!あのねー綾芽ったらさっき3組の岡本君にラブレタ―貰ったのよ」 望は少し苦笑いで 「へぇそうなんだ」 「マジうらやましい」 一瞬望は遠くを見つめた 「でも今時体育館裏なんてありきたりよね。クスクス」 「そういえば、岡本君って誰?」 「えっ?」 体育館の裏・ 「ここだよね」 綾芽は結局行くことにした 「よかった来てくれたんだ。うれしいよ」 確かにかっこいい顔をしていた 「俺と付き合ってくれないかな?ずっと前から好きだったんだ 九条さんのこと」 司は綾芽の両肩をつかんだ 「きゃっ!ごめんなさいつきあえません」 「!」 綾芽はその場から去ろうとした 「待てよ!それだけかよ」 突然司の態度が激変 「なっ!放して」 「いやだ!俺はあんたが好きだ。そんな簡単にあきらめられっかよ!」 「やめて放して」 綾芽は逃げ出そうとするが司に後ろから抱きつかれて動けない状態に 「だまれ!ちやほやされて良い思いしてきたみたいだが、あんまり調子にのんなよ!」 「誰か助けて」
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