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「僕は一応空手②段なんだ。昔のことだけどね」
クックックッ笑いをした
「お前いったいなんなんだ」
司はおじけずいた
「ふっ」
一歩も二歩も下がっている
「ダメだよ。僕は切れてるんだから。その気になればこんな腕へしおれるね」
望かなりやばいです
「なっ!やめてくれ!」
(こいついっちゃってるよ)
「どうしたの?逃げるの?」
その時・
「もういいよ!もう十分」
望は綾芽の方に目をやった。優しい笑顔を見せた。綾芽はさっきの人とキャラが違うと思った。そしてまた司の方に目をやり
「よかったね。彼女に感謝するべきだよ。この程度で許してもらえるんだから」
再び怖い笑顔で
「ひぃ!」
司はこの場から去った
そして。望は地面に座り込んだ
「ふぅ。疲れた。でも久しぶりに良い運動したな。あっ!そうだ!」
やっと正気に戻り綾芽の元へ駆け寄った
「うっ!」
綾芽は泣いている。
「どこか怪我をなさったんですか?大丈夫ですか?」
綾芽と望急接近中、綾芽は思わず望に抱きついた
「ありがとう!助けてくれて」
望の顔は真っ赤になった
「こっこれぐらい当然のことをしたまでですよ」
綾芽は傷口を見た。かなり出血があった
「私のせいよ」
もう号泣
「こんな傷へっちゃらです。だからもう泣かないでください」
望は優しい笑顔でそして優しく抱きしめた。
「ありがとう」
その時私は彼に恋をしました。
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