第1章

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「僕は一応空手②段なんだ。昔のことだけどね」 クックックッ笑いをした 「お前いったいなんなんだ」 司はおじけずいた 「ふっ」 一歩も二歩も下がっている 「ダメだよ。僕は切れてるんだから。その気になればこんな腕へしおれるね」 望かなりやばいです 「なっ!やめてくれ!」 (こいついっちゃってるよ) 「どうしたの?逃げるの?」 その時・ 「もういいよ!もう十分」 望は綾芽の方に目をやった。優しい笑顔を見せた。綾芽はさっきの人とキャラが違うと思った。そしてまた司の方に目をやり 「よかったね。彼女に感謝するべきだよ。この程度で許してもらえるんだから」 再び怖い笑顔で 「ひぃ!」 司はこの場から去った そして。望は地面に座り込んだ 「ふぅ。疲れた。でも久しぶりに良い運動したな。あっ!そうだ!」 やっと正気に戻り綾芽の元へ駆け寄った 「うっ!」 綾芽は泣いている。 「どこか怪我をなさったんですか?大丈夫ですか?」 綾芽と望急接近中、綾芽は思わず望に抱きついた 「ありがとう!助けてくれて」 望の顔は真っ赤になった 「こっこれぐらい当然のことをしたまでですよ」 綾芽は傷口を見た。かなり出血があった 「私のせいよ」 もう号泣 「こんな傷へっちゃらです。だからもう泣かないでください」 望は優しい笑顔でそして優しく抱きしめた。 「ありがとう」 その時私は彼に恋をしました。
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