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そして・家・
「私どうしちゃったんだろ。これって恋よね?あれからどうしたのかすら覚えていない。私好きになっちゃった」
あの人をいやそうじゃなくてただ自覚しただけなのかも。私ずっと前からあの人のことをきっとそうだ。そう考えたら胸が苦しいあぁ!どうしよう!私!」
すごく大きな声で叫んだ
「どっどうしたんですか?そんな大声だして」
望は夕食が出来たの呼びに来た。望はきょとんとしていた。綾芽の顔は一気に真っ赤になる
「なっなんでもないの。今日はありがとう。あなたって強いのね。
「いえ、そんなたいしたことはしていませんよ。あの時は綾芽様にいいところと見せたくて、それだけではないですけど。」
少し照れ笑いをしながら言った
「そうだったんだ」
綾芽は真剣に望を見つめた。同じく望もそうだった
「まだ気になさっていますか?昼間のこと」
現実に引き戻された綾芽はぼぉーっとしている。
「えっ!?全然」
激しく首を振った。振りすぎてぼぉーっとなった
「だっ大丈夫ですか?」
「大丈夫」
綾芽かなり壊れちゃっています
「そうですか。よかった。早く忘れてくださいね。あんな男のことは」
望も少々壊れかけている
「うん」
どうされました?」
綾芽はふと思いついたように
「好きな人とかいます?」
望は一瞬顔を赤らめた。もしかして望自身が綾芽を好きだということをばれてしまったのかと思った。思わず顔に出てしまった
「あっいえ、別に」
それしか言えないと望は思った。確かにその通りだった。今ここで〔あなたが好きです〕と叫んだら彼女はどう思うだろうと
「そう、ならいいの」
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