159人が本棚に入れています
本棚に追加
二人は教室から出て行った
「・・」
望はその場を見ていた
「どうしたの?」
「いやちょっと用事をすませてくるから」
望も教室から出て行った。
「・・」
廊下・
「ねぇ九条さん。俺と」
恭司は綾芽の顔を触っている
「なっ!」
すると・望が近づいてきた
「待って!」
「永惟君」
(望さんどうしてここに?)
「何?そんなに息切らして」
恭司は不機嫌だった
「校内案内なら僕がするよ。一応クラスの委員長だし」
「けどもう」
綾芽に目をやった
「そうね。そのほうがいいわ。私も用事思い出しちゃったし」
「わかった」
恭司はあっさりあきらめた
「それじゃ」
望は笑顔で見送った
「じゃあ行こうか?」
すると恭司は立ち止まって
「いやいいよ。もう後は俺一人で教室戻ったら?」
「どうして?」
望は真剣な眼差しで言った
「あんた委員長だろ?迷惑かけちゃ悪いからな」
恭司はその場を去った
教室・
「・・」
望さんもしかして私のためにあんなことを
「綾芽いた!」
再び京香が
「何?どうしたの?」
はいはいと感じながら聞いている
「鮠瀬君に校内案内頼まれたんだって?」
なぜ知ってると綾芽は思ったまったくどこがいいのよあんな人!と綾芽は思った
最初のコメントを投稿しよう!