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「綾芽聞いてるの?」
結局京香から話しかけた
「京香?何?」
京香は少々不機嫌だ。
「またさっき話してたでしょ?鮠瀬君と」
綾芽はさっきの恭司との会話を思いだし不機嫌モードに
「話しかけて来たのは彼の方よ?」
京香はかなり心配そうだった
「まずありえませんわ」
綾芽はもうプンプンだった
「じゃあ告ろうかな、私」
綾芽は少し驚いた
「勝手にどうぞ?まぁ頑張って私は応援しませんから」
綾芽は意地悪な事を言った
「何よ?それ」
でも笑顔だった。そして・
「ねぇね、望君、放課後屋上に来てくれないかな?話したいことがあるの」
望はきょとんとして雪乃の方へ振り向きながら
「今じゃダメなの?」
と聞いた
「お願い」
「わかったよ」
笑顔で言った
(ふーん、ずいぶん積極的だな。このことあの女に話せばどう思うだろ、九条綾芽、永惟望。 お前らの事は全部おみとおしだぜ)
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