第1章

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「綾芽聞いてるの?」 結局京香から話しかけた 「京香?何?」 京香は少々不機嫌だ。 「またさっき話してたでしょ?鮠瀬君と」 綾芽はさっきの恭司との会話を思いだし不機嫌モードに 「話しかけて来たのは彼の方よ?」 京香はかなり心配そうだった 「まずありえませんわ」 綾芽はもうプンプンだった 「じゃあ告ろうかな、私」 綾芽は少し驚いた 「勝手にどうぞ?まぁ頑張って私は応援しませんから」 綾芽は意地悪な事を言った 「何よ?それ」 でも笑顔だった。そして・ 「ねぇね、望君、放課後屋上に来てくれないかな?話したいことがあるの」 望はきょとんとして雪乃の方へ振り向きながら 「今じゃダメなの?」 と聞いた 「お願い」 「わかったよ」 笑顔で言った (ふーん、ずいぶん積極的だな。このことあの女に話せばどう思うだろ、九条綾芽、永惟望。 お前らの事は全部おみとおしだぜ)
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