第1章

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「一緒に帰りたかったの」 「今日は先に帰っていいですって言いましたのに」 望はかなり心配そうだった 「そんなことより、さぁ帰りましょう」 綾芽は望と一緒に帰りたかっただけだった 「はい」 望は綾芽の肩を抱いた 「震えてる。無理するからですよ?これで少しは暖かいですか?」 ぎゅう 「ありがと」 芽は少し離れた 「ごっごめんなさい」 「ごめんなさい」 二人とも顔を真っ赤にした 「いいの、帰りましょう」 綾芽は笑顔だった。綾芽は望の両手を触った。すごく冷たい手だった。ちなみに綾芽は手袋をしていた。 「綾芽様の手、せっかく手袋をしているのに冷え切っている」 ふぅ。ふぅ。望は綾芽の両手に息をかけた
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