第1章

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「ありがとう望の息はとても暖かくすごく心地よかった。」 「でもこれじゃ暖まらないね。」 望は綾芽の両手を自分の胸にくっつけている。 「そんな・・もう十分。望は綾芽の片方の手を握った。」 「こうやって手をつなげば暖かいでしょう?なんか子供みたいだけど。」 綾芽はもう何がなんだかわからなかった。あまりの嬉しさに涙を流した。望はすぐに気がついた。 「・・・・・・・!」 「なんでそんなに優しいの」 綾芽は泣きながら笑顔で言った。すると望は 「当然です。あなたは僕にとって王女で僕はあなたに仕える下部なんですから。当然です。」 下部というか・・どっちかって言うと騎士でしょ(BY作者) 「ありがとう(*^。^*)」 その時、綾芽はすべってしまった。それに気づいた望は思わず抱きとめる。その瞬間、望も誤ってすべってしまい。その場で転ぶ。そして二人は抱き合った格好でその場に倒れた。
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