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エレンの四体の使い魔が、それぞれ自己紹介を始める。
「白と申す。エレンと最初に契約した使い魔だ」
やっぱり最初は白。
で、順番的に次は。
「青と申します~。エレンさんとは、後者二人と共に契約いたしました~」
いつもの緩~い感じありがとう。
「緑ですっ。よろしくお願いしますっ」
い、いつもより礼儀正しい。
「せっ赤だっ。えーと、そのなんだ。よろしく」
何故お前が緊張する。
「本当に喋った。何なんだこの魔獣達は」
ロイターンとティルは口を開けて唖然としている。
それ以外はそれぞれよろしくだの、自己紹介だのをしていた。
それから話しは全く進まず、使い魔になった経由などは白が全部ごまかしていた。
白の話している事の99%は嘘。
エレンは、ほぼ100%嘘の話しを、自信たっぷりに話す白に呆れていた。
真実は本当に契約しているということ。
それ以外は即興で作ったのかわからないが、あれやこれや全て嘘である。
どんな脳をしているのだろうか。
考えてもしかたない。
今はただ、認められた事を喜ぼう。
これで、大切な人達のそばに居られる。
エレンは自分も知らぬ間に、深い眠りにおちていった。
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