第一章 不思議なこと

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そこは、アルフィン夫妻の家 この家は元3人家族 おじさんとおばさんに、2人の息子のゼロ兄さん(ミナミの呼び方) おじさんたちはまだそこそこ若く、ミナミの母と同級生らしい そんな家族に 10年前、赤ん坊が預けられた その名は ミナミ・ジョーカー その赤ん坊は見た目は母親そっくりだった アルフィン夫妻は喜んで自分達の娘同然のように可愛がった ゼロもそうだった おかげでゼロはシスコン… だがミナミはちゃんとした子に育った ミ(みんなが甘すぎなんだ) さて、そんな家の一番日が当たる部屋は 窓が開いており部屋の中には まだ幼さが残る顔立ちの 女とも男ともとれる 11歳くらいの子がフルートを吹きながら 曲に合わせ体を揺らしていた その腕前はプロ顔負けだった 曲が終わるとドアのほうで拍手が聞こえた 女の子=ミナミは、パッと身構えて振り向いた そこに立っていたのは ミナミの義兄のゼロだった パチパチパチ ゼ「ミナミ相変わらず綺麗な音色だな そして、相変わらず…夢中になると周りが見えてないというか何というか…」 いつの間にかミナミの前に立っていたゼロ ミ「ゼロ兄さん…聞いてたんだ」 ゼ「ん~ 相変わらず可愛いな~ミナミ~」 いつもこんな感じだ 周りにはかなりモテモテなゼロだが ミナミ一筋らしく、告られても全て断っている ミ「で?なんのよう?」 そうそうとゼロはおどけた風に答える ゼ「最近見ての通りプリペット通りには梟が沢山だ なぜだかはわかるだろう?」 ミ「えぇ、ホグワーツからね…でも」 ゼ「そう、でもハリーには届いてない、手紙は全てダーズリー夫妻のもとだ ダーズリー夫妻もそれでかなり参った様子だ」 ミナミはだからなに?と聞くと ゼ「うーん…悪いニュースと良いニュースどっちを先聞く?」 ミ「…悪い方」 じゃあと言ってゼロは真剣になった
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