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一瞬カガミは私を見たまま固まった。
そして吹き出して笑い出す。
「おっと、これは失礼。あなたのような人は初めてなもので」
私は首を傾げる。
意味がわからない。
「彼は女グセが悪いもので、いつも女をここへ連れ込むんです」
「カガミ!!」
キャプテンが怒鳴るが話をやめようとはしないカガミ。
「僕が呼ばれるのはいつもその女性達に無理矢理手を出すものだから怪我をさせて……その治療をさせられているんですよ。だからその女性達は僕に触られるのも嫌がるんです。まぁ、医者といっても海賊ですしね」
はい、おしまいです。
と私から離れるカガミ。
側で立たれるとさらにでかく思える。
見上げていると首が痛くなりそうなくらい。
「てめぇよけいなこと…」
「おや。もしやこれから襲うつもりでしたか?それは失礼」
おぃ、止めないのかよ。
結局野放しなんだなぁ~。
権力なのか?
てかこのままここにいると危ないか?
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