プロローグ

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『君は選ばれてしまったんだね』 選ばれた? 『そぅ。“時”に選ばれたんだ。以前のボクのように』 誰? 『ボクは“時の軸”となることを定められたモノ』 名前はないの? 『ない。呼ばれることがなかったからボクには必要なかったんだ』 誰も呼ばない…? 『ボクはここから動けないからね』 『君も今この瞬間から時を継承するんだ。君は番人に選ばれたんだから―――――』
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