海賊

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目覚めると、砂浜に倒れていた。 どこ? そんな疑問は意味をなさない。 ここにいる時点ですでにこの世界の自分はセットされている。 記憶を探ってみてもどこだかはわからない。 つまり必要がないということか…。 しばらく辺りを見回してみるが人の気配も、人の手が加わった感じもない砂浜。 後方には生い茂る木々。 無人島のようだ。 ここには何があると言うのだろう? 何かがあるからここにいる。 私が“跳ぶ”場所に偶然はない。 しばらく座り込んでいたが眠くなってくる。 あぁ~最近疲れたまってたからなぁ~。 肩を数回コキコキ鳴らし、自然とあくびが出てそのままパタリと横に倒れてみる。 暑い💧 寝れたものではない。 直射日光を遮るもののない砂浜で寝てたら干からびて死ぬ! 仕方なく移動して、木々の根本に腰をかける。 木々の葉は日を遮り、心地好い眠りに誘ってゆく。 そのまま意識が途切れた。 Zzzz  
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