四章

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  「若に遣えて早24年。 こんなに輝いている若を見るのは初めてでございます。 昔はあんなにやんちゃだった若が…」 「あぁあ!もう、それ以上言うんじゃねぇ!///」 顔を真っ赤にした竜牙はアヤの言葉に割り込み、強制的に遮断する。 「あれは俺の黒歴史だ」 そんな竜牙に対して好奇心が勝った光。 「あの、アヤさん」 「光様、私のことはアヤと呼び捨てで結構ですよ」 「いえ…私はそんな偉い人ではありません。 それにアヤさんは目上の人です。」 「左様ですか。 では、何かご用ですか?」 「はい。ええと…あの…竜牙さんの黒歴史というのは…」 「光様、その様なことは直接若にお聞きした方がよろしいですよ」 アヤは光ににこりと微笑む。 「若は意外とシャイですが、教えてくれると思いますよ」  
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