2726人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
「こ、婚約者って…えー!?」
頭が混乱している。
「婚約者ってあの…親同士が決めた…ゆくゆくは結婚する…」
「そうだ」
普通に答える。
「ちょっと待ってください。
確かに昔両親が‘婚約者がいる’とは言ってましたけど…
10年も前の話で…
私、まだ15歳ですし…
え?…あれ?
すみません、頭が混乱してます」
片手で額を抑えた。
「無理もねぇ、いきなり‘婚約者だ’っつっても理解が追いつかねぇもんな…
オレの名は相禅 竜牙(アイゼン リュウガ)。
歳は26だ。よろしく」
優しく微笑む。
「は、はぁ…はぁ!?11歳歳上!?
ろ、ロリコ「オレはロリコンじゃねぇ!」
すかさず否定の言葉が入った。
「オレが愛してるのはずっと、これからもおめぇだけだ」
「……え、えぇえ!?」
いつもの帰り道に光の叫び声が響いた。
最初のコメントを投稿しよう!