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―ゴクッ
テーブルに置かれた飲み物をグビッと飲み干した。
「さっそくだが、本題に入らせてもらう。
オレは彼女の婚約者だ」
「貴方様が光の婚約者ですか…
話は光の両親から聞いていますよ。」
「なら、話がはえぇ
オレはオレの花嫁を迎えに来た」
「どうぞ持っていってくださいませ。
ちょうど彼女の世話にうんざりきていましたから」
女性はひどく冷たく言い捨てるように言った。
「そ、そんな…こと…
わかってましたよ…
わかりました…出ていきます…
今までお世話になりました…」
「…ッ、じゃあ花嫁はもらっていく」
竜牙はショックを受け、今にも泣きそうな光の手を握った。
「光、もう戻って来なくていいわ」
「好都合。離す気などさらさらない。
後で、光の荷物を運ぶ使いをよこす」
そう言って竜牙は光の手を引いて出ていった。
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